2011年10月13日木曜日
80年前の楽書帳から。
昭和初期に、喫茶タカラという喫茶店がありました。
そこで、『落書帳』というのを置いていたそうです。
最近ではまたちょっとみかけなくなってきましたが、
少し前に飲食店などでよくみかけた、お客さんが書き込みできるノート。
暇つぶしといってはなんですが、喫茶店なんかに置いてあると、
パラパラみているのがおもしろくて、
いろんな人がいるんだな~なんて思うと、
思わず自分も自由にあれこれ書き込みしてしまったりしていました。
この銀盆というのは、
当時この喫茶タカラにきたお客様が、
つれづれなるままに書き留めた内容を、まとめたもの。
古い書類を整理しているときにみつけました。^^
発行は昭和8年で、10冊分をまとめたと書いてあったので、
それより、数年前からの声がまとめてあるってことになります。
もうきっと80歳90歳くらいの方々の青春時代がしのばれる内容も
あるのではないでしょうか。
読んでいると当時の雰囲気が伝わってきて
なんだかほほえましいです。^^
たとえば、すこーしだけご紹介すると、
****
柏崎に是非一つプラスバンドがほしいと思ふ。
いろいろの催し物例えば町民運動会、納涼大会、軍人の出征凱旋、
運動選手の歓送迎等の場合、それぞれの行を盛んにし、
且一層意義あらしめるために。
アマチュアの交響楽団があったらなァ、とツクヅク思ふ時が屢々(しばしば)
ある。しっかりした音楽団体が欲しい、この柏崎にアマチュア音楽家を
リードして往く、熱と力とを有った人は無いだろうか。
私はいつもそれを考へる。
R生
****
とても音楽に精通されていた方だったんでしょうね。
熱い想いが感じ取れます。
この方にも音市場みていただきたかったな^^*
****
あなたを まつあひだ さんげんの デパート ただ したから うへ
うへから したへ なにも みず あし はこんで ゐました
****
なんともしおらしい詩ですね~。
わたしなら、服売り場で試着とかはじめちゃうかもしれませんね(笑)
****
海と傳説と、郷土民謡とスポーツと。
なつかしの柏崎よ!
よりよき発展を祈る。
幌馬車の男
****
なんとなく、きりりと身の引き締まる思いです!
約80年前の大先輩にいただいた
柏崎へのエール。
そのメッセージ、時を経て届けられたかな(^▽^)ノ
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿