2009年8月1日土曜日

明治のお中元の団扇





あっついですね。



気が付けばもう8月ですよ!



たぶん、日本のどこかで、



「あんまり時間が経つのが早くて、気が付けば、

『あけましておめでとうございます。』なんて絶対言ってるよね~」



って言ってる人が、この時期どこかに必ずいる気がします。





さて、夏本番を迎えるにあたって、
ちょっと涼しげなものを撮ってみました。








うちわなのですが、少し古いものになります。




以前、ゆかみにBlogでもご紹介しましたが、


明治頃、店の中元としてお得意様にお配りしたものだそうです。




今月のおてしょ便り(紙面)を書くにあたってよいしょと


もう一度持ち出してきたのですが・・・・、




新たな発見がひとつ!




この絵柄は、千代紫醤油の名にちなんで、


紫式部の『石山寺』の版画図絵をモチーフにしているのですが、




紫式部さん、なにか恋文でも書いているのかしら・・・




と、覗き込んだら、








「あっ」









(右から読むと)




・・・・・・にしまき




こんなところに宣伝?(^^;




(以前、この団扇が配られた時代、西巻醤油店という名前でした。)




でも、本当に紫式部さんに書いていただけたなら、
とっても光栄ですよね!!!




当時の当代の遊び心なのでしょう。^^




たぶんこの団扇は、明治時代につくられたものが1本と、
昭和初期?頃つくられたものが1本ずつしか残っていないので、
大切にしたいと思います。(^▽^)




2 件のコメント:

  1. そんなに古いものがきれいに残っているのですね。
    貴店の歴史の古さを感じますね。
    これからも長い間お店を守っていってくださいね。

    おてしょ便りも100年後くらいに話題になっていたりして

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  2. >近藤さま
    コメントありがとうございます!

    長い時間の中で、そこに関わってくださった方々の
    想いを大切に、できる精一杯頑張っていきたいと
    思います。

    おてしょ便り・・・
    そうなったらうれしいですね。^^

    では、100年後のどなたかにも宛てて書くつもりで、
    今と昔をつづっていきます!

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